週刊はたけっち・バックナンバー

◎ 2003年06月06日号 vol.22 
6月3日(火)〜4日(水)

団として、石川県に視察に行ってきました。
3日の日は、午後より金沢市の石川県庁に赴き、「自立支援型住宅リフォーム推進事業」ならびに「石川県バリアフリー住宅リフォーム資金融資制度」などについて学んできました。
「自立支援型住宅リフォーム推進事業」は、介護を要する高齢者および身体障害者の皆さんが、その在宅生活をより向上させるための支援事業として発足したようです。その背景には、高齢者率が全国平均より高いということがあるようです。
「住宅リフォーム資金融資」は、必ずしも、要介護者がいなくても融資を受けられる制度ですが、14年度は、2件しかなかったようです。その背景には、上限100万円(生活保護世帯)といえでも、補助を受けられる(返す必要がない)制度の方が当然魅力的であるということがあるのではないだろうか。「自立支援型住宅リフォーム」の昨年の実績は、663件で、創設年度より増加傾向にあるようです。
制度を創っても、行政の思惑と違う結果になることも当然あり得るということを実感した視察でした。

4日は、七尾市の市街地活性化の取組を視察してまいりました。
コンセプトとして、昔から栄えた漁港にこだわり、多くの方の知恵と海外まで視察に行き学んできた情熱が功を奏し、七尾港の再開発によって整備した「フィッシャーマンズワーフ(能登食祭市場)」が今や年間90万人の人手で賑わっているそうです。あわせて、河川を生かしたまちづくりをしておりました。
海のない埼玉としてはうらやましい限りでした。しかし、本県も素晴らしい河川はたくさんあります。これらをもっと生かすべきだと感じて帰ってまいりました。

「みどり背に 能登瓦映す 夕日かな」

金沢市から七尾市に向かう車中で見た、みどりの中に点在する黒光りする能登瓦の家々は大変美しいものでした。


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