視察の三日めは沖縄県庁および航空自衛隊那覇基地を視察いたしました。航空自衛隊那覇基地の滑走路はなんと那覇空港と共用しております。写真で自衛隊機の向こうに移っているのが、私たちが乗る航空機です。
それは、この基地(空港)は、太平洋戦争敗戦後、米軍に接収された場所であることを表しております。昭和47年の沖縄返還から順次返還され、現在、航空自衛隊のほか、陸上自衛隊、海上自衛隊、那覇空港事務所の一部が約212万平方メートルの基地の混在する形となっています。
この基地のスクランブル発進(対領空侵犯措置義務)が、昨年度だけでも43回もあったことを聞くと沖縄県のおかれている状況を思い知らされました。
また、沖縄県の面積の10.4%が米軍基地であることも県庁での説明であります。一刻も早い「日米位置協定の見直し」を望んでいるということです。これらのことから、沖縄の歴史は、やはり戦争と密接不可分であることを実感せざるを得ませんでした。
「永久(とわ)になる 平和求めし うるまじま」
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