◎ 2004年12月20日号 vol.10 |
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12月20日(月) |
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今日は12月定例会の最終日。各委員長報告のあと議案に対する討論、採決が行われました。12月補正予算、条例の改正については、我が党はすべて賛成をいたしました。しかし、追加議案の人事案件のうち、「教育委員会委員に高橋史朗氏を任命することについての同意」に関しては、「反対」をいたしました。本件人事案件については、議会の内外で大きな関心を呼んでいますので、以下、我が党の見解を述べておきます。
一 各種行政委員会は、知事によって任命され、議会の同意が必要である。行政委員会である教育委員会の人事で議会を二分するような知事の人選は極めて残念である。
一 高橋史朗氏は、扶桑社刊「新しい歴史教科書」(2001年度発行)の監修者である。2005年5月には、中学校の教科書の採択が予定されているにもかかわらず、特定の教科書の監修者であった者が就任することは、教科書採択の公正確保を損ねると言わざるを得ない。
一 我が党は、教育行政においては「政治的中立」が極めて重要と考える。高橋氏の就任に伴って教育委員会の政治的中立が影響を受けないよう今後の道向を見守るとともに、明春の教科書採択に同氏が関わらないよう求める。
「あるまじき 人事の故の 罵声かな」
(議場では、傍聴者が声を発したり拍手をしたりすることは禁じられておりますが、残念ながら最終日の人事案件の採決の際は、罵声が傍聴席から発せられました)
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