週刊はたけっち・バックナンバー

◎ 2005年01月27日号 vol.05 
1月27日(木)

今週は、地域の方々からご要望をいただく機会がたくさんありました。そのような中で、今日は、「JR総連埼玉県協議会」の新春旗開きでした。私は、2年前の県議選で推薦をいただいた関係から、以後毎年出させていただいております。本年は、戦後60周年。改めて、平和と地球環境保全のために活動することを参加者が確かめ合う機会となりました。


1月30日(日)

正月最後の日曜日。今日は、草加市で開かれた「若草少年軟式野球連盟」の新年会と、地元盆栽町会の餅つき大会に参加させていただきました。


その後、私が平成10年2月議会で提案し、その年の4月から開催されている「拾年百日亭」に、初代大賞受賞者の林家たい平師匠が凱旋出演するというので、彩の国さいたま芸術劇場に駆けつけました。(師匠には、昨年の私の県政報告会に友情出演していただきました)たい平師匠は、現在こん平師匠の代役としてテレビ番組の「笑点」に出演しているとあって、映像ホールが満員でした。相変わらずのテンポにいい落語で大いに笑わせていただきました。


しかし、この寄席も来年からはリニューアルするとのこと。もっと広いホールで集客数を上げるために、メジャーな真打ちクラスをたくさん呼ぶとのこと。当初私が、「日本の伝統文化である落語を継承する若手落語家を育てるために埼玉に若手落語家の登竜門を」との主旨に賛同しできた寄席ですので、若手が出演する機会が少なくなるのは誠に残念です。たい平師匠も受賞したときは、まだ二つ目。本人も今日言っていましたが、初めていただいた賞がこの大賞だったとか。柳家花禄師匠も、立川志らく師匠も「彩の国落語大賞」を受賞しています。若手にとっては、励みの寄席でもありました。


何でも採算性が問われる時代になってしまいました。確かに行政は無駄な税金を使ってはいけないことは当然です。でも、教育や文化、芸術はある意味で未知数の部分に投資をしなければならないと思います。育つ芽があっても、水をやり、栄養を与えなけれが花は開かないのではないでしょうか。欧米ならいざ知らず、民間で文化・芸術を育てにくいのが日本です。税の優遇措置も十分ではありません。我が党は懸命に文化芸術に力を入れておりますが…。文化芸術の分野では、今少し長いスパンで投資することも必要ではないでしょうか。特に、若手の育成については、採算性に合わないので民間では決して手を出しません。彼らの発表の場を行政が作ってやらないと日本の文化芸術は世界に出るどころか尻窄みになってしまいます。それどころかこの国は、どこへ行っても、ぎすぎすいらいらした国になってしまうのではないか、そんな危機感を持ちながら、芸術劇場をあとにしました。


皆さんどうお思いでしょうか。


「彩りの 名をや冠した 国いづこ」
「ひとりでも 花の心の 国づくり」

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