週刊はたけっち・バックナンバー

◎ 2008年3月03日号 vol.10 

2月25日(月)

代表質問

 午後3時より、2年ぶりの代表質問を行いました。
60人以上もの方に傍聴に来ていただきました。大変ありがとうございました。主な質疑の項目は以下の通りです。
特に、教育立県・埼玉をめざして」の質問では、「教育は子どもの幸せのためにある」との理念の確立が大事であるとの観点から、橋教育委員会委員長に質しました。橋委員長からは、この理念に深く共感するとの答弁を引き出しました。 さらに、「『人間主義史観』の確立と教育を」の質問では、「一人の人間の尊厳と普遍性」という視点から歴史をとらえる「人間主義史観」ともいうべきものを確立し、そこから歴史の教訓を学ぶ教育が必要ではないかと、上田知事と橋教育委員会委員長に質問をいたしました。
上田知事からは、「日本の歴史や文化をしっかり学び、同時に世界全体を見渡せる広い視野を持たせ、他国の歴史や文化を共に尊重しあう、そういう考え方を教えることが大切だと思っています」との答弁がありました。 また、橋委員長からは、「確かに、過去におきましては、議員お話のように、戦争により貴い「いのち」が多く失われました。このことは、歴史の事実として謙虚に受け止めなければなりません。歴史の教訓を学び、これからの平和な社会の創造に生かしていくことが大切なことは申し上げるまでもございません。ますます国際化が進展する中で、自国の立場や他国の立場をきちんと教え、複眼的に物事を判断できるようにすることが、歴史教育において大切であると考えております。また、地球的な規模で人々の交流がなされる時代を迎えて、世界の人々と豊かな人間関係を結ぶためには、小さいころから他を思いやる心をはぐくむ教育が大切であります。」との答弁がありました。
 橋委員長といえば、元「新しい歴史教科書を作る会」の副会長だった方で、教育委員会委員に知事が推薦したときには、全県的な騒ぎになりました。それ以来、県外会でもいわゆる「右傾化」の質問が増えたことは事実です。そこで、平和の党としての立場から、今回の質問となったものです。思いの外、真っ正面から受け止め、「平和に貢献できる人材の育成に努める」との決意を披瀝されたことも大きな意義があると思っています。
 上田知事からは、最後に「公明党は平和外交にも熱心に取り組まれていると私は認識しております。今後とも熱心に取り組んでいただきたいと思います。」との期待が寄せられました。

 <代表質問の質問項目>

  1. 平成20年度の予算編成について
  2. 「ゆとりとチャンスの埼玉プラン」に関連して
     (1)「安心・安全」について
      ア 危機管理意識の課題を問う
      イ 警察官のリーダーの育成と「サイバー犯罪」対策について
     (2)「笑いの文化」を軸に「ゆとりの埼玉」づくりを
  3. 知事のマニフェストに関連して
    (1)  最小・最強の県庁について
    (2) 「川の再生」について
    (3) 女性の支援について
  4. 少子化対策について
  5. 中小企業の支援について
  6. 農業政策について
  7. 地球温暖化防止について
  8. 「教育立県・埼玉」を目指して
     (1)「子どもの幸せのための教育」という理念の確立を
     (2)学力を伸ばす体制づくりを
     (3)「学校応援団推進事業」の関連して
  9. 「人間主義史観」の確立と教育を
なお、代表質問の模様は、県議会のホームページから録画で見ることができます。(トップページの「インターネット中継」をクリックし、定例会の2月の項をクリックすると私の名前が出てきますので、映像の項をクリックしますと、画面が出てきます)

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