◎　2008年8月01日号　vol.27　 ７月２３日(水) 　本日より、県議会の「少子・高齢福祉社会対策特別委員会」の視察です。初日である本日は、午後2時30分より高知県土佐市の「光の村養護学校土佐自然学園」にうかがいました。ここは、「知的障害児に技術教育を」施そうと全寮制で中等部、高等部、専攻科を運営している学校です。 早朝の5キロマラソンから始まり、規律正しい生活と体を鍛えることから生徒を自立に導こうとの実践は、多大な成果を上げておりました。また、学園内に実習工場も設けています。なんと卒業時には、卒業旅行として宮古島のトライアスロンに挑戦するとのことです。我々健常者でもここまでできる人はあまりいません。視察の最後に、見事な太鼓の演奏を披露してくれました。 学園長にうかがったら、どんな重度の障害でも、早い時期から訓練を始めれば改善することができると確信ある言葉が返ってきました。心から納得できる言葉でした。 ７月２４日(木) 　午前中は、高松市のNPO法人「わははネット」を視察いたしました。理事長の中橋さんからお話を伺いましたが、ともかくパワフルな方でした。子育て広場の運営や情報誌の発行の他、子育てタクシーを発案して全国に発信しております。子育てタクシーは、お母さん方もうれしいし、ドライバイーにも笑顔が広がるし、会社もイメージアップにつながると、導入したところは大変好評のようでした。説明の後、その再開発がテレビでも取り上げられた高松市丸亀商店街の一角にある、「つどいの広場」に行きました。幼稚園、保育園前の幼児が楽しく過ごしておりました。お母さん方同士のコミュニケーションがとれるし、子ども達にとっても友達ができるし、いい役割を果たしているようです。 午後からは、児童養護施設讃岐学園を視察しました。園長の話によると確かに虐待の連鎖はあるようです。教育が重要であると強調されていました。 ７月２５日(土) 　視察の三日目は、午前中に徳島県上勝町の第三セクター・(株)いろどりに赴きました。地域の財産である葉っぱを料理のつまものとして、出荷しそのことにより町おこしを成功させたものです。過疎の町がどん底から再生した訳ですが、その中心者である横石副社長の大変に基づくすばらしい講演をうかがいました。なんと、おばあちゃん達がパソコンを駆使しています。競い合って葉っぱを集め、多い人では、年収1000万円にもなるそうです。横石副社長は、少子高齢問題も、医療問題も絶対に解決できると訴えておられました。 「後期高齢者」は、「好期高齢者」とおっしゃっていたのが印象的でした。非常に勉強になった視察でした。 ７月２６日(土) 　午前10時30分より午後3時30分まで、公明党県本部の夏季議員研修会が行われました。午前中には、太田昭宏代表が駆けつけ、議員一人一人が自ら信頼を広げ、支援者の和を広げようと訴えました。午後からは、総務省の青木信之都道府県税課長を迎え、公会計などについて学びました。青木課長は、土屋知事代の副知事でもありましたので、懐かしい再会を果たしました。 　暑い夏をそれ以上熱く活動しようとの決意あふれる研修会となりました。 ７月２８日(月) 　午前10時より、皇太子殿下を迎え、さいたまスーパーアリーナで「彩夏到来　０８　埼玉総体」（平成20年度全国高等学校総合体育大会）の総合開会式が行われました。高校生の熱が伝わるすばらしい開会式でした。これまで、兼愛の高校生が一人一役運動を行い本日迎えております。式典のアナウンスや会場案内など、当日も高校生が十分役割を果たしておりました。新都心駅を出たところにもフラワーが敷き詰められておりました。 大会の大成功を祈ります。皆様の是非、応援をお願いします。 ７月３０日(水) 　午前11時過ぎより、大阪府議会の公明党議員団控え室で、大阪府の議会改革の状況を我が団5名でうかがいました。大阪府では、公明党がキャスティングボードを握り、現在副議長も出しております。影響力が大変大きい状況です。本県では、残念ながら、我が党は、全議席94名中9名で、自民党が過半数を取っております。それでも、知恵を巡らし、存在感を出し、県民の声を県政に反映されるよう懸命に取り組んでおります。今後とも、ご支援、ご指導ください。 ７月３１日(木) 　午前10時30分より、県立川の博物館で「みどりと川の再生埼玉フォーラムイン寄居」が行われました。この野外フォーラムでは、コーディネーターの上田知事の他、奥本大三郎埼大教授や東京農大の進士五十八教授、女優の吉本多香美さんなど6名がパネリストとして登壇しました。いずれも含蓄のあるお話をいただきました。緑と川の再生については、私も本年2月の代表質問で種々提案したものです。 合わせて、「水辺の生き物ふれあい週間」のイベントも行われました。担当課長が語っておりましたが、準備をする職員も生き生きと取り組んでいたようです。また、このイベントを通し、たくさんの思い出を残してほしいとも語っておりました。提案者としてうれしい限りです。