週刊はたけっち・バックナンバー

◎ 2009年2月02日号 vol.05 

1月27日(火)


 午後2時30分過ぎより、社会保険大宮総合病院存続・拡充に関する陳情を厚生労働省の大村秀章副大臣ほかに、牧原秀樹代議士の案内で行いました。 これは、6年前より当該病院が廃止されるとの話が起こり、存続・拡充にむけた取り組みが進められてきたものです。当時真っ先に当該病院の組合の執行委員長が相談に来られたのが私のところで、すぐ今村とよ子市議を通しさいたま市で存続に向けた動きが始まりました。その後、大宮メディカルセンターの西区への拡充移転に伴い、総合病院の存続と拡充が北区にとって最大の課題となっております。
 現在、さいたま市としての応援態勢が整ってきたことから、後は国の対応が注目されるところです。地域医療を守る観点からも、地域の実情に合わせて個別対応を行うよう求めたところです。副大臣もしっかり取り組むとの約束をしていただきました。


1月28日(水)


 本日は、県議会「少子・高齢福祉社会対策特別委員会」の県内視察がありました。午前中は、秩父市内の認定こども園「大畑幼保園」に赴き現場の話を伺いました。当幼稚園は、出発時点から、幼保一体の保育を進めていた関係から、認定こども園として移行するのもスムーズであったこと、しかし、財政的には大変厳しいことなど熱く語っておられました。現場の声を聞くことが重要だと改めて実感いたしました。
午後からは、小鹿野町を訪問いたしました。医療費が最も少ない町として有名です。秘訣は何と言っても病気予防、介護予防にあるようです。帰りに、副町長から挨拶されましたが、その方は、私の一期生の時、大滝グリーンスクールに視察した際にお世話になった方でした。本当に懐かしく思いました。とあわせて、現場をたくさん回っているからこそ、このような再会もあるのだと改めて認識しました。


1月30日(金)


 夕刻より、彩の国さいたま芸術劇場で公演されている「冬物語」を鑑賞しました。これは、シェークスピアの原作、世界のニナガワこと蜷川幸雄氏の演出の舞台です。唐沢寿明、田中裕子という2大スターが共演をしています。
 今まで、若手落語家の登竜門の提案など、文化・芸術に関して大きく貢献をしてきたところと自負しておりますが、残念ながら蜷川演出のシェークスピアシリーズは一度も見たことがありませんでした。芸術劇場の当企画を観ずして本県の文化・芸術振興は語れません。以前よりこの日しか予定がとれず、念願が叶い、観てきた次第です。
 紙ヒコーキを使ったさりげない演出や登場人物が客席側で歌う間に舞台の場面転換がなされるなどに大変興味を持ちました。  何より、田中裕子の悲劇の王妃と若い牛飼いの娘(実は16年前に捨てられた王妃の娘)との二役を見事に演じていたのが最大に心に残りました。 「これぞ、蜷川作品」と言っていいのでしょうか、いつまでも余韻の残る舞台でした。 現在、準備を進めております、「(仮称)埼玉県文化芸術振興基本条例」の制定に全力を挙げて取り組んでまいります。



バックナンバー このページのTOPへ