健康増進施設の整備拡充について/畠山清彦県議会議員
平成7年12月定例会/一般質問 より
近年、高齢化社会の進展や労働時間の短縮、週休2日制の普及に伴い県民の余暇時間は、急速に増大しております。心の豊かさや生活のゆとりと相まって誰もが気軽に利用できる施設の拡充が求められているところです。
(財)余暇開発センター発行のレジャー白書’95によりますと、余暇の過ごし方は、旅行から絵画までと多岐に渡っておりますが、今後、伸びが期待されるものでは、日本人の旅行好きと相まって温泉入浴を含んだ国内外旅行とアウトドア活動が挙げられます。
こうした傾向を受けまして、最近ではクアハウス屈斜路、村営白馬いこいの杜などの例でも分かるとおり、地方公共団体などで、若者から高齢者まで幅広く利用できる温泉施設を核とした健康増進施設を運営しているのが見られます。
これらの施設は、低料金で利用できるため、かなりの日帰り客で賑わっており、幅広い層に楽しまれております。
そこで、近年の余暇時間の増大に伴うアウトドア志向を考慮し、県民のすべての層に喜ばれることはもとより、県外からも集客できる温泉施設を併設した総合的なスポーツレクリエーション施設の経営について公営企業として取り組んでみてはいかがでしょうか。
|