通学路の総点検・総整備
初当選以来、自ら子どもと一緒に通学路を歩き、危険な通学路の点検・整備を訴え続けています。現在、その多くが改善されつつあります。
平成14年の8月中に、平成14年2月定例会の提案を受けて、小学校の他、中学校、保育園、幼稚園等を含め総点検を行っています。

提案 経過 実績

Q 交通安全対策について/畠山清彦県議会議員
平成14年02月定例会/一般質問より

(1)通学路の総点検・総整備について

平成7年12月議会で私は、通学路の総点検・総整備を提案しましたが、知事におかれては、自ら通学路を点検しただけでなく、総整備の予算を大幅に取り計画的な整備に取り組んでいただきました。その結果、整備対象となった危険個所のうち県管理道路では、用地買収が伴う箇所をのぞき、100%改修が終了したと伺っております。執行部のご努力に敬意を表します。ところで、知事も「ふるさと訪問」で全県を回られてお気づきだと存じますが、至る所で、横断歩道や横断歩道を予告するダイヤマーク、通学路注意等の路面表示が消えかかっていたり、視線誘導標や反射板がとれたままであったりしています。そのほか、道路標識の支柱が腐りかけていたり傾いていたりと、細かく見ていくと交通安全施設と呼ばれるものの整備が不十分です。交通事故は、被害者や家族だけでなく、加害者にとっても大変な不幸であります。また、死亡事故は言うに及ばず、障害が残った場合でも、それは、県にとっても大きな損失であると考えるべきです。その観点から言えば、交通事故防止に予算を投じることは、福祉や教育同様重要と考えます。
そこで私は、警察、道路管理者、教育委員会、市町村が十分連携をとり、再度通学路の総点検・総整備を行うべきだと考えます。平成7年度の総点検は、すべての小学校のすべての通学路を点検したという全国に誇れるものですが、今回は、さらに幼稚園や中学校、高校の周辺等も点検の対象とすることを提案いたします。知事のご所見をお伺いいたします。
また、総整備にあっては、先ほど申し上げた、既存の路面表示や道路標識の補修、さらに、交通安全施設の一層の整備にも十分取り組むべきだと考えます。これらについては、警察本部長並びに県土整備部長のご所見をお伺いいたします。




A 通学路の総点検・総整備について/土屋義彦知事

次の時代を担う子供たちが心豊かに成長でき得る環境をつくることは何よりも大事なことであると私は考えております。
子供は国の宝、埼玉の宝であります。私は子どもフォーラムやさわやかふるさと訪問を通じて、幼稚園をはじめ小学校、中学校、高等学校などを訪問し、できるだけ多くの子供たちと触れ合うよう努めております。
子供たちが毎日通う通学路の安全を確保し、交通事故から守るため、御質問にもありますように、通学路の整備を重点的に進めてきたところであります。このうちガードレールの設置など、早急に対応が可能な箇所につきましては、平成九年度までに整備をすべて完了し、歩道整備や交差点改良などにつきましては、引き続き計画的に整備を進めているところでございます。
幼稚園や中学校、高等学校の周辺等も対象とし、通学路の総点検を行うべきとの畠山議員の御提案につきましては、児童や生徒の死傷者数が平成11年から増加に転じております。
また、前回の総点検から7年近くが経過し、道路や交通の状況も変わってきておりますことなどから、御提案の趣旨を踏まえ、子供たちの安全を守るため市町村などとも連携を図りながら通学路の総点検を積極的に実施をしてまいります。



A 通学路の総点検・総整備について/矢代隆義警察本部長

県内の各警察署におきましては、例年3月下旬から4月初旬にかけて実施する新入学児童及び園児の交通安全運動や春秋の交通安全運動の期間中に、関係機関等と連携し、通学路の点検を行い、必要な箇所について道路標識、標示の補修及び交通規制の見直しを実施しているところであります。
畠山議員御提案のような本格的な総点検はこのところ行っておりませんので、新年度において県と協力し、積極的に実施してまいりたいと存じます。
それらの点検を通じ、必要と認められました交通安全施設につきましては、年度内の既定予算で措置可能なものは年度内に、措置できないものは翌年度の整備計画に盛り込んで整備してまいりたいと存じます。



A 通学路の総点検・総整備について/佐藤直樹県土整備部長

道路案内標識や路面標示、照明灯などの交通安全施設につきましては、道路パトロールや日常の現場業務などの中で状況を確認し、必要に応じて修繕を実施しております。なかでも道路案内標識と照明灯につきましては、平成11年度から平成12年度にかけてそれぞれ総点検を行い、道路案内標識約560基、道路照明灯約2千600基について塗り替えなどの修繕や撤去、建て替えを計画的に実施しているところでございます。
また、交差点における大型の道路案内標識も計画的に設置するとともに、見通しの悪いカーブや横断歩道などに重点的に照明灯を設置するなど、交通安全施設の整備を進めております。
今後とも日々のパトロールや通学路総点検の結果などを踏まえて、交通安全施設の適切な維持修繕を実施いたしますとともに、その整備充実に努めてまいります。


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Q 治水橋通学用自転車・歩行者道の付替
畠山清彦県議会議員
平成8年12月定例会/一般質問より

県道大宮・上福岡所沢線は、治水橋の架換えとともに自転車・歩行者道も橋の内側に敷設されましたが、大宮寄りに来ると自転車・歩行者道は旧来のまま下がってしまいます。
県道からは死角となり、特に夏は草が生い茂るため自転車通学の生徒さん達は、車道を走り、いつ事故が起きても不思議ではない状態になっています。
そこで、通学路の安全確保の観点からも、自転車・歩行者道の付け替えについて、予算を要望いたします。




A 治水橋付近の自転車・歩行者道付け替について
喜多河土木部長

お話の区間につきましては、堤防上の車道に併設することについて、平成7年度から河川管理者であります建設省と協議を進めております。


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