私の生き方ふるさと講演会
この提案は「私の生き方ふるさと講演会」として、平成8年度より県内全中学421校で開催されています。平成13年度からは「ふれあい講演会」と事業名を変えて開催しています。

提案 経過 実績

Q 「私の生き方ふるさと講演会」を10年間の事業に
はたけやま清彦県議
平成9年06月定例会/一般質問より

先日、私は春の選抜全国大会2位の実力をもつ県立余の高校の新体操部の皆さん方にお会いしましたが、彼女らは大変さわやかで、その瞳には青春のすがすがしい輝きがありました。
どのように目的を持って高校に入学してくるかが、充実した3年間を送るかどうかの大事な要素であります。何のための高校か、何のための進学か、それを教えるのが人生の先輩であります。

その意味で私が提案した「私の生き方ふるさと講演会」が大変好評を博しているとお聞きし、喜びに耐えません。県としては、3年間のモデル事業の後、市町村に移管したいと考えているようですが、地味だが全国に誇れるこの事業については、さらに充実させるためにも、向こう10年間、県が直接携わるべきだと考えます。

10年経てば、昨年参加した中学1年生が大学に進学して社会人1年生として講演できる可能性が出てまいります。自らが「私の生き方ふるさと講演会」で感動したことを、また次の世代の人に伝える。素晴らしいことではないですか。




A 「私の生き方ふるさと講演会」について/荒井桂教育長

進路意識啓発モデル事業「わくわく未来いきいき人生」として全国に先駆けて実施したところでございます。
平成8年度、県内421校すべての中学校で、889名の講師を迎え、4万2千人余りの保護者のご参加もいただき好評を得ることができました。
参加した生徒や保護者の感想としては「働くことの素晴らしさと職業の意味を理解することができました。」「親として、人生の先輩として、身近な人の話をもとに、生き方について話し合うことの大切さを感じた。」などがあり、また、教員からの報告には「学校における進路指導がともすると受験や就職のためという意識があったが、将来の自分の生き方に結びつけるよい機会となった。」などがございました。講演を聞いて福祉やボランティアに興味を持った生徒も多く、生徒がボランティアに参加するなど、成果の広がりも見られ、本事業を通し、生き方指導としての進路指導が更に推進されたと認識しているところでございます。

今後の展望でございますが、 ご提言の趣旨に添い、更に工夫努力を重ねてまいりたいと存じます。


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