進路講演会の実施を/はたけやま清彦県議
平成7年12月定例会/一般質問より
本県では、推薦入学における地域推薦の実施、単位制高校の設置や総合学科の開設など魅力ある高校づくりを目指した諸改革が積極的に行われており、中学生が自分の進路希望に合わせて多様な選択ができるようになりました。
しかし、一方で多様なゆえに、15歳の中学生が将来展望も含めて的確な選択ができるのかという心配も生まれるわけであります。
そこで重要なことは、中学校における進路指導であります。
明日の埼玉を担い、世界の平和と日本の発展に寄与する青少年を育成するための中学校の進路指導は、単に進学先を決定するだけでなく、生徒一人ひとりの夢と希望を育んでいくものでなければなりません。「使命を自覚する時、才能の目は急速に伸びる」とは、我が母校の創立者の言葉でありますが、社会には自らの使命に生き、社会に貢献している人がたくさんいらっしゃいます。これらの方々に、仕事の内容、職業の魅力を語ってもらえれば、どんなにか有意義な進路指導になることでしょう。
このように高校入学の制度が多様化し、高校の教育改革が進むなかで、中学校側の対応や進路指導はどうなっているのでしょうか。自身の職業を含めた将来展望から進路を決める手助けとして、土曜日の休日を利用し、学校単位で卒業者も含め、社会で活躍している方々に自らの仕事の内容や体験を語ってもらうことは大変有意義な進路指導になると考えます。
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