朝の10分間読書/畠山清彦県議会議員
平成10年03月定例会/一般質問より
思いやりを育てる「心の教育」についての具体策の一つは、小・中学校で「読書の喜びを教えよう」ということです。
読書では、読者が場面や気持ちを読み取り膨らませていきます。登場人物の気持ちも読者が感じ取るものです。テレビと違って、自分なりのイメージを作ることもできます。これらの作業が、豊かな心を育んでいきます。小さな時から、読書の喜びを知った子は幸せです。
学校でその役目を担うのが司書教諭です。学校図書館法の改正により、平成15年度から12学級以上の学校での全校配置が義務づけられましたが、私は、全国に先駆け司書教諭を全校配置し、児童・生徒に読書の喜びを教えるよう努めるべきと考えます。
また、私は平成8年12月定例会で「朝の10分間読書」を実践している中学校を紹介いたしました。この中学校では読書好きが増え、荒れていた校内も落ち着いたという事であります。その時私は、本県でも積極的に導入するよう提案いたしました。それに対して、教育長は「今後ともご提言にありますような特色ある実践報告を一層取り入れるなど」と答弁なさっておりますが、残念ながら「10分間読書」を取り入れた学校があるとは聞き及んでおりません。
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