朝の10分間読書
平成8年12月定例会で行って以来、埼玉県は現在、小・中学校における「朝の10分間読書」の実施率は全国1を誇っています。(2001年11月現在)

提案 経過 実績

Q 朝の10分間読書/畠山清彦県議会議員
平成10年03月定例会/一般質問より

思いやりを育てる「心の教育」についての具体策の一つは、小・中学校で「読書の喜びを教えよう」ということです。
読書では、読者が場面や気持ちを読み取り膨らませていきます。登場人物の気持ちも読者が感じ取るものです。テレビと違って、自分なりのイメージを作ることもできます。これらの作業が、豊かな心を育んでいきます。小さな時から、読書の喜びを知った子は幸せです。

学校でその役目を担うのが司書教諭です。学校図書館法の改正により、平成15年度から12学級以上の学校での全校配置が義務づけられましたが、私は、全国に先駆け司書教諭を全校配置し、児童・生徒に読書の喜びを教えるよう努めるべきと考えます。
また、私は平成8年12月定例会で「朝の10分間読書」を実践している中学校を紹介いたしました。この中学校では読書好きが増え、荒れていた校内も落ち着いたという事であります。その時私は、本県でも積極的に導入するよう提案いたしました。それに対して、教育長は「今後ともご提言にありますような特色ある実践報告を一層取り入れるなど」と答弁なさっておりますが、残念ながら「10分間読書」を取り入れた学校があるとは聞き及んでおりません。




A 読書の喜びを教えようについて/荒井桂教育長

本県では、司書教諭養成・発令促進事業の計画を進めているところでございます。現在、司書教諭の有資格者が少ない状況でございますので、今後、計画的に有資格者の養成に努め、順次配置してまいりたいと存じます。

一昨年、12月議会でご提案いただきました10分間読書につきましては、教育事務所指導課長会議や新任校長研修会等を通して、各学校での取り組み促したところでございます。県内では、始業前に全校一斉に読書タイムを設定している小学校や、休み時間や放課後、児童・生徒や地域のボランティア、市の図書館職員や教師が交代で、読み聞かせや図書館紹介を行う小中学校など、読書の重要性にかんがみ、学校や地域の実態に即した積極的な取り組みがなされているところでございます。


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